空き家のホームステージングとは?

ホームステージングという言葉をご存知でしょうか?日本ではまだ馴染みの薄い言葉ですが、ホームステージングとは、中古物件を売り出す際にインテリアを配置した状態で不動産を売却する手法のことです。戸建てやマンションのモデルハウスに家具などが配置されていますが、それをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
ホームステージングは、アメリカやヨーロッパなどで中古物件を売却する際、メジャーな手法となっており、日本でも空き家の活用が加速するに従い、これから需要が伸びていくことが予想されます。今回は、日本の住宅事情の特徴や売却のメリット・デメリットについて説明していきます。

空き家のホームステージング|日本の市場の特徴 中古物件は売れづらい?

日本は、中古物件の売却が難しいと言われています。バブルの頃から言われている新築至上主義が根強く残っていることが理由としてあげられます。これは、国土交通省が平成27年(2015年)に発行した「中古住宅市場活性化・空き家活用促進・住み替え円滑化に向けた取り組みについて」という資料でも明らかにされています。
同資料によると、日本における中古住宅の流通シェアは約14.7%(平成25年/2013年)である一方、アメリカでは83.1%(平成26年/2014年のデータ)、イギリスは88.0%(平成24年/2012年のデータ)と、国際的に見ても日本の中古住宅の流通市場が極めて小さいことが分かります。

また同省の「既存住宅の流通市場(1)既存住宅流通シェアの推移」という資料では、平成元年(1989年)以降の日本における中古住宅の流通シェアの推移を発表していますが、リーマンショックのあった平成21年(2009年)の17.6%がもっとも高い水準を記録したものの、翌年以降右肩下がりになっており、平成25年(2013年)の14.7%まで下がっています。
この中古物件の流通シェアの少なさは、深刻化している空き家の増加にも深く関係していることは明らかです。

空き家のホームステージング|中古物件が早く高く売れる?

そこで、日本でも空き家をはじめとする中古不動産を少しでも売却し流通させるために紹介された手法がホームステージングです。ホームステージングを行う上で最大のメリットは、インターネットなどに掲載する写真の見栄えが劇的に良くなることがあげられます。このことにより、物件を実際に見てみようという人が増え、さらに足を運ぶと購入希望者が住んだ後の生活環境をイメージしやすいため、結果的に空き家や中古物件等の不動産が早くそして高く売れるといわれています。
さらに、購入者の満足度が高くなる傾向にあるため、値引き交渉されにくく売り出し価格のまま高く売れるということもあるようです。空き家の売却を希望している所有者にとってはホームステージングは有効な手段であると言えるでしょう。

空き家のホームステージング|デメリットについて

中古物件を売却する手法として有効な手段であるホームステージングですが、デメリットもあります。最大のデメリットは、コストがかかるということでしょう。インテリアの手配や業者へ支払う費用がどうしても発生してしまいます。また、早く売れやすいとはいうものの、必ずしもすべてのケースにあてはまるとは限りません。費用をかけても売却できなかもしれないリスクは認識しておくことが大切です。
さらに一般社団法人日本ホームステージング協会は平成25年(2013年)に設立したばかりで、平成28年(2016年)現在、ホームステージングを請け負う業者はそれほど多くないというのもホームステージングを行う上で障害となるでしょう。

空き家の売却方法の一つとして魅力的なホームステージングですが、メリット・デメリットを加味した上で検討してみてください。

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