空き家の荷物処分を業者に委託する

両親が亡くなって空き家となった実家には荷物が残ったままということはよくありますが、そのような場合は問題が起こりやすく、荷物の処分は出来るだけ早く済ませたほうがいいと言われています。今回はその問題の具体的な内容と、費用をかけて業者に処分を委託する場合について説明していきます。

空き家に残された荷物が引き起こす問題

空き家に荷物が残っていると、空き家を維持管理するにあたって主に3つの問題が発生する恐れがあるといわれています。

1つ目の問題は、荷物が残っていると家の傷みが早くなるということです。
家が傷む原因のひとつは湿気です。空き家の管理を業者へ委託していても、人の出入りが無い空き家は湿気がどうしてもこもりがちになります。そのため、人が住んでいる家と比較すると家の傷みが早くなると言われています(空き家でも定期的に換気をしたほうが良いと言われるのはこのためです)。

2つ目の問題は、不法侵入の恐れがあることです。
空き家に生活に必要なものが残されていると不審者が住み着いたり、金銭目当ての泥棒が入ったりする恐れがあります。このような問題が起こると、地域の治安が悪くなり周辺住民を不安がらせることにもなります。

3つ目の問題は、放火です。
可燃性のものが多ければ多いほど、放火された際の被害が大きくなります。消防庁がまとめた「2015年(平成27年)における火災の状況」資料によると、出火の原因第1位は放火です。放火の疑いの件数も含めると、6,502件にもなり、2位のたばこの3,638件に大きく差をつけています。人の住まない空き家は放火のターゲットとなりやすいといわれているため、所有者は十分な注意が必要です。また、ガラス製品や鏡などに日光が当たり発火の原因になることも考えられます。

空き家の荷物整理の問題点

早く荷物を処分したほうがいいと思いながらも、なかなか進まないという現状があります。荷物の処分が進まない理由の一つにゴミの分別があげられるのではないでしょうか。ゴミの分別は自治体によって異なるので、自分が住んでいる自治体と相続した実家がある自治体とでは同じものでも出し方が異なることがあります。
実家のある自治体のゴミ出しのルールを調べているうちに面倒になって整理をやめてしまう、そんな経験をしたことをある人もいるのではないかと思います。また分別をしてもその後ゴミの処分に困るという場合もあるでしょう。このような経験をしたことがある人にオススメなのは、業者への委託です。

空き家の荷物整理を業者へ委託する

荷物の処分を請け負ってくれる業者は多数存在します。中古品の買取からゴミの処分まで任せることが出来る業者がほとんどです。業者へ依頼する際にはトラブル防止のため、きちんと免許を取得している業者か確認しましょう。一般的に必要とされる免許は古物商と一般廃棄物収集業の2つです。

● 古物商
中古品の売買に必要な許可です。リサイクルショップで必要な許可と言うとわかりやすいかと思います。処分する空き家の荷物の中から買い取ってもらえる品があれば、費用負担を軽減することもできます。買取額を査定して決めたり、買い取るためには古物商の許可が必要なため、依頼する業者に事前に確認しましょう。

● 一般廃棄物収集運搬業
他人のゴミを運ぶために必要な許可になります。空き家の荷物を処分する際には、空き家からゴミ処理場にゴミを運ぶ必要があるので、許可を持っていない業者がゴミを運搬すると廃棄物処理法違反となります。一般廃棄物収集運搬業の許可は、書類を用意したから取れるという許可ではないため、この免許を持っていればそれなりに安全な業者と言えるでしょう。どの業者が一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているかについては、自治体に問い合わせればすぐわかります。また、業者に依頼する際は無料見積を行っている業者もありますので許可を持った業者にまずは見積を依頼してみましょう。

もし相続した実家の空き家に荷物が残ったまま、というような場合は出来るだけ早く処分し、適宜業者へ依頼することがオススメです。

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