空き家売却とホームステージング

相続した実家をどうするか。放置すればすぐに老朽化してしまうし、メンテナンスも手間がかかる…。悩みは尽きませんね。相続した空き家と土地を売り、一定の要件に当てはまる場合、譲渡所得の金額から最高3,000万円まで控除するという特別控除制度が2016年(平成28年)4月にスタートするなど、税金面での優遇もあり、売却に気持ちが傾いている方もいらっしゃると思います。
今回は、空き家の売却と、ホームステージングについて取り上げて、空き家対策のポイントをご紹介します。

空き家を売却する

空き家とはいえ実家であれば、思い出の残る場所ですから、簡単に売却したり、譲渡したりできない方も多いと思われます。ただ、管理の手間から解放されたい、固定資産税の支払いが家計を圧迫している、兄弟がいるため売却し現金化したいといった理由で、早く売りたいと考えている方もいらっしゃると思います。
空き家を売却する場合、2通りの方法があります。一つは空き家をそのまま売却する形、もう一つは解体して更地にして売却する形です。

● 空き家をそのまま売却
空き家をそのままで売却する場合は、不動産会社に売却を依頼、査定してもらうという流れになり、買い手が早く見つかる場合もあれば全く見つからない場合もあります。
しかし、解体して売るよりも手間がかかりませんし、何より解体費用を払わなくて済みます。売却の際、リフォームも解体も行う義務はないので金銭的なメリットは大きくなります。空き家内の家財道具を片付けて、仏壇などは遺品供養に出すなど、いろいろと準備すべきことはありますが、解体費用はかかりません。

● 空き家を解体して更地にして売却
空き家を解体してから売却する場合は、そのままの状態(古家付土地)で売るよりも、高額の査定がつく場合があります。解体費用というコストがかかりますが、それを差し引いても買い手が見つかるのが早いというメリットも無視できません。
そもそも住む人がいなければ空き家はどんどん老朽化します。倒壊の恐れや建材の飛散によって周辺住民に迷惑がかかることもあるため、売却の予定が無くても解体しておくという選択肢もあります。解体業者を選ぶ際に注意したいのは、解体業の登録・許可のある業者であることがマストです。

空き家のホームステージング

ホームステージングとはアメリカから入ってきた空き家の流通に関するノウハウのことです。具体的には片付け、清掃、インテリアなど空き家のトータツコーディネートを行い、空き家を魅力的にして買い手が見つかりやすいようにする仕組みです。
日本には日本ホームステージング協会が、日本の住宅事情に合わせてメソッドを体系化し、認定講座を開いています。認定講座を受けて資格を取った方(不動産会社の従業員含め)がホームステージャーとして、空き家のホームステージング希望者に対し、アドバイスを行う形です。

空き家所有者にとってのホームステージングのメリットは、注目されやすく内覧されやすい物件にすることができる点がまずひとつあります。「ホームステージングを施した物件」ということで、綺麗な室内の写真画像がネット上に掲載されるので注目度がアップします。加えて買い主の不安となる物件のマイナス面もホームステージングによってカバーできるため前向きな気持ちになり、購入へのモチベーションも高まっていくでしょう。購入後の暮らしをイメージしやすいように演出できる点も大きなメリットと言えます。
一方で、ホームステージングのデメリットは、施工費用が場合によって高くなることもあります。また、ホームステージングのイメージが、買い主のイメージに合わない場合は、逆効果になってしまう可能性ももあります。

空き家の売却とホームステージングで迷ったら

空き家をそのまま売却するか、ホームステージングをして売りやすくするかで迷ったら、以下の判断基準を参考にしてみてください。

● そのまま売却する方が良い
・建物がそれほど老朽化おらず、内装もきれいな状態にある
・自分でメンテナンスの手間をかけたくない
・手持ちの費用がない
・売却価格はあまり気にしない

● ホームステージングをしたほうが良い
・老朽化し、内装もさびれている
・早く買い手を見つけたい
・ホームステージングにかかる料金を支払う余裕がある
・空き家を高く売りたい

空き家の売却にはいろいろな思いが錯綜し、なかなか決心がつかない方も多いかもしれません。売却すると決めたら、解体の検討や、ホームステージングなどを活用しながら、スムーズに売却を進めていけると良いですね。

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